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ECB(Europen Central Bank)

ECB(Europen Central Bank)とは、欧州中央銀行のことであり、12カ国が公式に参加しているユーロ(EUR)の金融政策を執行する中央銀行です。

ユーロに参加している12カ国(オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガル、スペイン)には、現在でも各国の中央銀行が存在しており、ECB(欧州中央銀行)の各国支店として活動を続けています。

ECBの本拠地はドイツのフランクフルトにあります。このことからも、ユーロ経済圏でのドイツの占める割合、力が大きいことが伺えます。

現在のECB総裁は、2003年に就任した2代目のジャン・クロード・トリシェ。前職は、フランス中央銀行の総裁でした。ECB副総裁は、ギリシャ中央銀行総裁だったルーカス・パパデモス。

ECB総裁であるトリシェの発言は、EUR相場に大きなインパクトを与えます。トリシェは市場参加者の思惑とは反対の発言をよくしたりするので、結構注意が必要です。(ちなみに、あまり日本のメディアでECB総裁トリシェの顔が出てくることはないのですが、こんな顔をしています)
ECB総裁:トリシェの顔

ECBの主要な機関としては、以下の3つほどが挙げられます。

1.役員会(Executive Board):総裁、副総裁、理事の6人で構成。政策理事会(Governing Council)の決定に沿って金融政策を実施し、各国支店の中央銀行に対し必要な指示を出す。

2.政策理事会(Governing Council):政策理事会は、役員会(Executive Board)メンバー6名と各国中央銀行総裁12人の計18人で構成。ユーロ圏の金融政策を決定するECBの最高意思決定機関です。

3.一般理事会(General Council):ECB総裁、ECB副総裁に加え、ユーロ圏と非ユーロ圏を含めた25カ国の中央銀行総裁の計27人で構成。ユーロ圏とユーロに正式加入していない非ユーロ圏の中央銀行とでECBに助言をする役割を持っています。

いづれにしましても、第2の基軸通貨として、EURの存在というのは今後も大きくなっていくでしょうから、FRB議長までの国際金融市場に与える影響力を得るまでには当分ならないでしょうが、ECB総裁の発言力も次第に影響力を増していくと考えられます。

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