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外為相場の変動要因-経済指標

デイトレードスキャルピングをする上で外せないのは、日々、各国の政府機関等から発表される経済指標です。

経済指標を説明したチャプターでも書きましたが、外為市場は米ドル(USD)を中心に回っているので、特に米国の経済指標で大きな動きをするケースが非常に多いです。

このため、短い時間で値幅を取ろうとするトレーダーは、パソコンのディスプレイの前に張り付いて、「ネガティブ・サプライズか?ポジティブ・サプライズか?」と待ちながら、発表後には「この結果は、売りか?買いか?」と切った張ったをやることになります。

経済指標と外為市場との関係性は、基本的に明確です。つまり、その国にとってポジティブな結果ならば「買い」、ネガティブな結果ならば「売り」となります。

加えて、多くの経済指標は、市場関係者(大手投資銀行、証券会社、エコノミストなど)が事前に予想をしており、その予想と結果の差が大きければ大きいほど、「サプライズ!」となり、相場を大きく動かすことになります。

2007年2月2日の米国雇用統計

但し、直近の継続的なトレンドが強い場合には、そのトレンドに反する経済指標の結果が出ても、市場から「無視」されるということも多々あります。
(例えば、USD売りのトレンドが強い時に、USDにポジティブな材料(経済指標)が出たとしても、USDが買われるのは一時的で終わってしまい、またUSD売りのトレンドが継続する、など)

このため、一概に「ポジティブだから、買い」、「ネガティブだから売り」という訳にはなりませんが、"指標の重要度"、"事前予想数値との比較"をして、相場の流れを読むことは、短期トレードだけでなく、中長期のトレードにもファンダメンタルズ分析をする上で重要なことです。

最近の金利相場(高金利通貨が買われる傾向が強い相場)では、金利政策に影響を与える「CPI(消費者物価指数)」や「雇用統計(失業率や非農業者雇用者数)」がとりわけ大きな影響を相場に与えます。

更に付け加えると、各国の中央銀行が発表する政策金利の発表は、事前の予想と異なることは極めて少ないです。(中央銀行としては、政策金利の発表でサプライズを発生させて、大きな変動を外為市場に与えたくないと思うため、マスコミへのリークも含めて、徐々に市場でのコンセンサスを形成させていく場合が多いためです)

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